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第10日  伊勢原〜秦野(その1)     

                              歩いた距離 15.0km   2002.10.13

 前回(10.05)の大山参詣では伊勢原の駅と大山の間を歩いていないが、西に行くことにする。

 小田急の伊勢原で下車する。
 駅前の大山阿夫利神社の大鳥居をくぐって細い商店街を行き、バス通りに出る。
 大山参詣の観光地で豊かであるのか、呉服屋、衣料品店、金物屋、菓子屋など商店が多い。

 国道246に出て右に行く。
 今日は天気がよく丹沢、大山がきれいに見える。

yagura10-01.JPG  白根というところの酒店の横に、文化8年(1811)の道祖神
大山道標を兼ねた庚申塔がある。

 「日本一まずい」と看板が出たラーメン屋がある。このワードは甲州街道を歩いたとき
相模湖のあたりでも見たが、チェーン店ではないようだ。

 桜坂で国道246は東名高速と交差する。

 矢倉沢往還は、善波川沿いに国道246と並行して善波峠に向かう。
 この辺りは善波という地名で、鎌倉時代の武将善波太郎重氏の館があったという。
 住宅地を通り抜けると関東ふれあいの道と交差する。

yagura10-02.JPG

 獅子窪となる。

 小さな地蔵の横に昭和17年(1942)の「愛鶏供養塔」が立っている。
 何を目的にしたものか分からないが、何でも供養の対象に
なるものだと感心する。

 ここが善波峠への入口で、急に山道になる。

 しばらく行くと、また善波峠と伊勢原の方向を示した道標が立っている。

yagura10-03.JPG yagura10-04.JPG  神代杉の案内板がある。
薄暗い杉木立ちの細い道を善波川
まで下る。
 その流れに洗われた泥の中に、
土の層のようなものがあり、
小さな標識の矢印が神代杉と示している。
「大森林が洪積世後半の大洪水に
よって倒れ、関東ローム層の土に
埋もれて炭化が進んだもので、
その後露出したもの」であるという。
「うもれ木」ともいう。

yagura10-05.JPG yagura10-06.JPG

 「矢倉沢往還」の
木の標示がある。

 山道に面した草の中に
10基以上の馬頭観音
が立っている。
 古いもので皆苔むして
いる。この山道で馬が
多く死んだので、供養
したものか。

 案内板に標示された道は真っ直ぐに進む旧道ではなく、畑の向こうの人家の方を差している。
 前回(平成9年)は標示を無視して真っ直ぐに山道を行ってみたが、すぐにラブホテルに
ぶつかり進めなかった。

 人家の裏を通るようにして、国道246に出る。車の通りが多い。

yagura10-07.JPG  新善波トンネルを通る。

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